代表プロフィール
はじめまして。株式会社慶優(けいゆう)代表の廣田慶子です。
慶優では、相続が起こってしまったけれどもどうすればいいのかわからない方、もしくはこれから起こる相続に備えて事前に相続対策をしたいという方向けの相談を行っています。
このページでは、なぜ私が相続の相談を始めたのか、どんな想いを持っているのかということを、生い立ちも含めてお伝えしていきたいと思います。
私の生い立ち
私は逗子で生まれ育ち、幼稚園から高校まで湘南白百合学園に通っていました。
自宅は海から歩いて7〜8分の所にあり、小さい頃は水着でそのまま海まで遊びによく行っていたのを覚えています。
高校を卒業した後は、上智大学の経済学部経営学科に入学、1時間半ほどかけて自宅から通学するという生活を送っていました。
大学を卒業後は、日本郵船に入社。
北米輸入課という、北米からモノを輸入する課に配属されました。
取引先は大企業が多く、誰もが知っているような食品会社や飲料会社の方と一緒に仕事をすることができました。
営業の仕事で色々な人とお話をしたりコミュニケーションを取るのが楽しくて仕方なく、日本郵船では充実した社会人生活を送ります。
そして、就職から2年3ヶ月経った時に結婚をし、それを期に退職をして、1年後に夫の転勤で神戸に移り住みました。
なんと、サウジアラビアで暮らすことに!
神戸には3年間ほど住みましたが、夫の仕事の都合でなんとサウジアラビアで暮らすことに!
サウジアラビアは日本と何もかもが違い、一日に何回もあるお祈りの時間になるとスーパーの人もみんなお祈りを始めて買い物ができなかったり・・・
お店が開く時間も、例えば10時に開店と書いてあっても10時には開かず、お店のなかで店員さんがくつろいでいて結局開店が12時頃になったりなど、日本とは全く違う刺激的な経験をたくさんしました。
物事が全てうまく行かなくても動じない精神力をサウジアラビアの地で身に付けたと思います。
そんなサウジアラビアでの生活ですが、現地で暮らしている時に湾岸危機となりました。
いくらなんでも現地にはいられないということで、会社から帰国命令が出て日本に帰国することになりました。
そして、日本に帰国した後・・・
私の仕事の方向性を決定付けるある出来事が起こりました。
私の人生を変えた出来事
父方の祖母が亡くなり、相続が発生したのです。
祖父は既に亡くなっていたので、相続財産を受け継ぐ権利がある相続人は父と父の姉の2人でした。
相続財産は、有価証券と銀行の現預金。そして自宅の土地と建物です。
私と私の両親は、祖母と一緒の家に暮らしており、父の姉は逗子市内の別のところに家を買って住んでいました。
有価証券と銀行の現預金は半分にすることができますが、土地と建物は真っ二つにして分ける訳にはいきません。
なので、父と父の姉はどう遺産を相続するかを話し合うことになりました。
土地を2つに分けて新しく建物を建てることに
話し合いをした結果、紆余曲折があったのですが、その当時あった建物を解体し、実家の土地を2つに分けて相続をすることになりました。
そして、相続をした土地にそれぞれ自宅となる建物を立てることになったのですが、元々の土地の形が特殊で、土地を分けた後に果たして建物を新しく建築することができるのか?
という問題を検討する必要が出てきました。
最終的には建物の建築を依頼した設計士の方が市役所の建築指導課に問い合わせをして、問題なく建物が立つということが確認できましたが、当時の私には何をどうすればいいのか見当もつきませんでした。
不動産の知識の必要性を強く感じました
そして、この出来事を通して私が強く感じたのは、
『これからは不動産のことをしっかりわかっていなくては駄目だ!』
ということです。
この相続問題の原因になったのは、不動産(土地建物)です。
なので、不動産の知識を身に付ければ、相続が起きても同じような問題を抱えずに済むと考えたのです。
そう思った私は不動産の専門家である宅地建物取引主任者(現在の宅地建物取引士)の勉強を始めました。
しかし、その時子どもは保育園に通っていました。
なので、子育てをしながらの勉強です。週一回母に保育園のお迎えをやってもらい、その間に宅建のスクールに行き、子ども達が寝た後に勉強をするという生活を送りました。
何とか時間を見つけての猛勉強の結果、宅建の資格を取得することができました。
そして就職活動の結果、西武不動産に就職。
1996年から不動産会社でのキャリアをスタートします。
不動産会社に勤める中で感じたこと
西武不動産では、一般のお客さん向けに売買の仕事をしていました。
家を買いたい人、売りたい人、建て替えたい人などのサポートです。
不動産の仕事はとても楽しく、生涯に何回もあるものではない不動産購入に関わることができ、購入が無事に済んだ時にお客様がとても喜んでくれるのを見ることができることに幸せを感じました。
充実した毎日を過ごしていました。
しかし、不動産の売買を経験していくうちに感じたことがあります。
それは、不動産屋としてただ売るだけ、買うだけのアドバイスをするだけでは不十分だ、ということです。
不動産を購入する時に考えなければいけないこと
不動産の取引というのは、一生に一度のことが多く、多くても数回がほとんどになります。
そして、その取引は人生に大きな影響を与えます。
例えば、家を買う時に4000万円の家を買いたいと言っても、買いたいというだけで買えば良いというものではありません。
その人の収入がいくらなのか?
その収入が今後どのように変化するのか?
今の貯蓄がいくらなのか?
どんな生活スタイルを持っているのか?
こどもが何人いて、何歳なのか?
どういう教育を受けさせようと考えているのか?
このような事情によって、その家を買ったほうがいいのかどうなのかが変わってきます。
自分の理想を求め、独立
家を売る時も、建て替えをする時も同じです。
私はこういったアドバイスをできることが重要だと感じたのですが、調べた所この考え方はファイナンシャルプランニングと呼ばれるものだと知り、ファイナンシャルプランナー資格を取得する為の勉強もするようになりました。
そして、西武不動産には5年勤めたのですが、
「相談者の人がどうなれば一番いいか?ということを考えてアドバイスができるようになりたいが、会社に勤めている以上はノルマがあり1人1人に十分な時間をかけられないのでそれができない」
と考えるようになり、独立を決意します。
法人向けの仕事をメインにスタート
その後、2001年に株式会社慶優を設立。
会社に属さず、本当に相談者のことを考えたアドバイスができる体制を整えました。
独立をしてからは、親類が勤めていた会社で遊休不動産の売却の仕事があり、その案件を主に受ける形でスタート。
そちらの事業が忙しくなり、12年間ほど法人向けの仕事をしました。
本当にやりたかった相続の相談をスタート
そして、その仕事に一区切りがついた所で、
『私が本当にやりたいことは何だろう』
と考え、原点に戻り個人の方向けの相続相談を行うことにしました。
元々事務所は横浜にあったのですが、縁があり鎌倉の物件を購入し、現在の事務所としています。
個人の相続相談を始めてからは、西武不動産の時の既契約者や知人や友人などから頼まれて相続の相談をすることが多くなり、口コミや紹介で多くの案件を頂いています。
私が常に考えていること
私が常に心がけているのは、
『相談者の人がどうなれば一番いいか?』
ということです。
利益を追求しようとしたら、じっくり時間をかけて相談には乗らず、すぐに不動産の売却を促したりした方が効率は良いのです。
でも、私がやりたいのはそういうことではありません。
そうではなくて、今までの私の経験を活かして、相続で不要な争いやトラブルを防ぐためには何が一番良いのかをお伝えしたいと考えています。
相続は点ではなく線で繋がっていくもの
相続で一番大きな財産は、多くの場合不動産です。
その不動産をどう扱うかによって、家族間の仲が悪くなってしまい取り返しのつかない事態になってしまうこともあれば、家族が全員納得し、なおかつ最も良い形で相続を実現することにも繋がります。
私は、相続というのは『人生の中の1つの”点”』だとは思っていません。
そうではなくて、『そこから先に繋がっていく”線”』だと思っています。
どういうことかというと、相続が終わった後の人生のことも考え、家族が全員仲良く納得できる形でアドバイスをしていきたい、ということです。
相続税のことだけを考えるのではなく、相続が終わった後に家族がどこに住むのか?お子さんの人生まで考えた時に何がベストなのか?次の相続が起こった時を考えるとどう分けるのがいいのか?
こういったことを含めて、相続をサポートしていきたいと考えています。
1つの窓口で全ての問題を解決していきます
また、サポートを行う為には、専門家の力を借りて問題の解決を一緒にしていく必要も出てきます。
税理士、司法書士、土地家屋調査士、弁護士など、様々な専門家がいますが、普通はどんな専門家に頼めばいいのかはわかりませんよね。
そこで、弊社では相続に詳しい各種専門家と提携を行い、1つの窓口で全てが解決できるような体制を整えています。
おかげさまで、相談をした人からは、
「絶対に裏切らないし、自分たちのことを考えてやってくれるのが良くわかった」
「いつも自分たちの立場に立って考えてくれて、本当に信頼することができた」
「他の業者や不動産屋さんに相談しても解決しなかった問題を解決してくれた」
という声を頂いています。
私はこれからも、不動産に強い相続の専門家として活動を続けていきたいと思っています。
相続をきっかけにして家族の仲が悪くなったり、不利益になることがないように、相談者の立場に立ったアドバイスをこれからもこの鎌倉の地で続けていきますので、もし相続のことでお困りでしたらぜひご相談下さい。